「学生さんを支えたい」その思いで。
薬学ゼミナール事業部 教務部
濵 沙織
Hama Saori
昭和薬科大学卒業
2016年度入職 / 新宿教室 / 担当科目:薬剤
Background
背景
Q1. どうして薬学の道に?
大学進学がきっかけです。大学受験の時に教育学部に行くか薬学部に行くか迷っていましたが、理系科目が得意だったので薬学部を選択しました。教育学部にも惹かれていたのですが、文系科目が苦手で諦めてしまったという理由もあります。
大学に入学した頃は将来について具体的に考えてはいなかったので、ひとまず薬剤師の資格をしっかり取ろうと考えていました。ただ「教える仕事」にはずっと興味があったので、塾講師のアルバイトをしていました。
大学5,6年生の就活の時期は薬局薬剤師になることを考えていて、薬局の選考を受けていました。ただ、薬剤師国家試験で一度不合格になってしまい、当時の薬ゼミの渋谷教室の6月コースに通いました。
Q2. 薬ゼミの講師を選んだのはどうして?
実際に薬ゼミに通って講義を受けてみて、自分も講師になりたいという気持ちが生まれたためです。授業が分かりやすいですし、合格に向けて学生を優しくサポートしてくれる。自分もそんな存在になりたいと思い、薬ゼミの講師になろうと心を決めました。
ただ、私はもともと人前に出ることが苦手だったので、家族は驚いていましたね。人前に出ることが苦手だからこそ、それを克服しようという思いもありました。心のどこかで「続けられるのかな」という不安もありましたが、ここまで続いています(笑)。
講師はどんどん人前に出ていくイメージの人も多いとは思います。その一方で、前に出ることが苦手でも「学生さんを支えたい」という思いをもつ講師もいます。研修制度がしっかりしていますし、入職後すぐに学生さんの前に立つわけではないので、少しずつ慣れていけるはずです。
Work
仕事内容
Q3. 担当科目の講義の傍ら、今はどんな業務をしている?
クリエイティブチームに所属して、出来上がった模擬試験や書籍(青本など)にミスがないかの確認・校正をしています。試験問題やテキストの訂正を出さないよう取りまとめているチームですね。他にも、国際貢献チームでは薬ゼミの国際事業部と連携してキルギスやネパールの薬学生のための講義資料を作っています。
薬ゼミが発行しているフリーペーパー「YAKUZEMI PLUS」の取材に同行することも。サインを頂きました。
薬ゼミの講師は講義をするだけでなく、学生が手にする教材やテストにも関わるというのは特徴的かもしれません。私自身はそこが得意分野だったのでよかったです。
加えて、同期の網谷先生と一緒にYouTubeの動画制作や運営を担当しています。こう挙げてみると色んなことをしていますね(笑)。講義や講義準備の合間の時間をうまく使っています。
Q4.薬ゼミのYouTube動画はどのように作られる?
網谷先生は福岡教室で私は新宿教室なので、何かあったときにすぐ集まって話すことが難しい環境です。だからこそ、チャットを使って密に連絡を取って進めています。
制作は、まず題材や出演者を決めて撮影スケジュールを組むところからスタートです。次に動画の流れを考えて、絵コンテを作って、それをもとに各教室に依頼して撮影をしています。
網谷先生は絵が得意なので、一緒に考えた動画の展開を絵コンテにしてもらっています。絵コンテがあることで、出演者とも共通認識を持ちやすいです。
企画を考える時は、他のコンテンツと似通ったものにならないよう注意しています。薬ゼミはSNSも活発ですし、発信しているコンテンツ量が多いです。なるべく他のコンテンツとは差をつけて、薬ゼミや講師たちのいいところをさまざまな角度で見せていきたいです。
Q5.もともとSNS運用に興味があった?
実は、私自身SNSに関して、アカウントは持っていますが積極的に発信はしておらず、見る専門なんです。ただ、薬ゼミをもっと広報していくためにSNS関連は強化できるところだと感じていました。そこで入職2年目の時に、広報チームに所属しました。当時は教室ごとにSNSアカウントがあったりなかったりで、それがずっと気になっていたんです。
一気に全部のSNSを運用していくのは難しいので、まずはInstagramの運用から始めました。人数が少なくて運用が厳しい教室もあったので、無理のない範囲で運用方法を工夫して考え、各教室の協力もあり、少しずつですが現在の形を確立していくことができました。
そこからは少しだけTwitterの方にも関わって、今はYouTubeを担当している流れです。YouTubeチームのメンバーは2人だけなので、興味があればぜひ加わってくれたら嬉しいです。個人的には学生さんと年代の近いメンバーがいてくれたら助かりますね。
とある一週間の様子
月曜日 |
都内私立大学にて外部講義。薬ゼミ生以外にも講義をします。 |
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火曜日 |
新宿教室にて講義。 |
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水曜日 |
国際貢献チーム集合。国際貢献プロジェクトの資材(キルギスで使用する講義資料)を作成します。 |
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木曜日 |
科目チーム集合。科目の講師がZoomで集合し、各種テスト等を作成します。 1日の予定をPICKUP!
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金曜日 |
他県の国立大学にて外部講義 |
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土曜日 |
お休み |
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日曜日 |
お休み |
Q6.仕事をする上でどんなことを意識している?
SNSを動かす上では「自分の学生時代にあったらよかったもの」を意識しています。「こんなアカウントがあったらよかったな」「こんな情報がほしかったな」と思うものがテーマです。
模擬試験や書籍の校正の際は、基本的にミスはあるものだと思って確認するようにしています。以前までは「この人が作ったものなら大丈夫だ」といった主観が入ってしまうこともありました。でも今は自分の主観なしで、「知らない人が作ったもの」と思って集中して確認するようにしています。
Q7. 「薬ゼミだからこそできたこと」はある?
自分で「これをやってみたい」と声を上げたら、若手であっても任せてもらえる環境があるということですかね。InstagramもYouTubeも、自分で発言したからこそできたんだなと思います。これは「薬ゼミならでは」なのではないでしょうか。
Personality
人柄
Q8. お休みの日は何をしてる?
普段忙しくしているので、休日はたくさん睡眠をとって撮り溜めたドラマを見て、ゆっくりと過ごすことが多いです。
お仕事は休みの日に持ち込まないようにしています。時間管理が重要ですね。どうしても自転車操業になりがちなので、うまく時間を使えるように意識しています。
実家に住んでいた頃は、たまに手作りのパンを焼いていました!
Q9. 同期とはどんな関係性?
入職7年目になりますが、お互いの活躍を応援できるいい関係性だと思います。先日YouTubeに同期が出演した際は、動画がアップされた後に「見たよ〜」なんて会話でグループチャットが盛り上がりました。
入職1年目の頃の写真です。新入職員研修の際も、競うというよりは「みんなで一緒に講師デビューできるように頑張ろう!」という空気でした。
そんな同期も、今は新入職員研修を取りまとめるリーダーになっていたりします。皆それぞれ頑張っているんだなと思いますし、同期の活躍は純粋に嬉しいです。
Q10. 今後、どんな道を進む?
講師として充実した講義をしていくのはもちろん、質問対応にも力を入れたいです。私は学生さんの質問対応が好きなんです。一人ひとりわからない所が異なると思うので、的確に回答できるようにしたいと思っています。
また、クリエイティブチームとして関わっている校正確認は得意なところなので、今後も継続して関われたら嬉しいです。
「人前に立つことが苦手な人は講師になれない」なんてことはありません
学生の前に立って講義をしていると「先生、前に立ててすごい」「講義できるなんてすごい」と言われることがあります。私自身が人前に立つことが得意ではなかったので、そう思われるのも共感できます。
でも、「人前に立つことが苦手な人は講師になれない」なんてことはありません。学生さんに受かってもらいたい、自分が支えたいという思いがあれば十分です。その気持ちのある方はぜひ、心配せずに説明会や選考に来ていただければと思います。私たちと一緒に、薬剤師を目指す学生たちをサポートしていきましょう。
“薬学ゼミナール”のお仕事参考書
File01 根深 真央
薬ゼミの組織図
今思えば、教員免許だったり薬剤師の免許だったり、「何か資格が欲しい」という気持ちがあったんだと思います。